Joint Development of Biodevicesバイオデバイスの共同開発

ライフサイエンスの先端研究とコラボレート

深江化成では、当社の実践的なプラスチック製品製造技術やプラスチックの性能に纏わる化学的知見を、大学や公的研究機関のライフサイエンス研究とつなぐことで、科学技術のニーズ・シーズを製品化、実用化しています。

製品化例1. リューコキャッチⅡ

全血をろ過して白血球を分離できます。白血球を除去するだけでなく回収するプロトコルも確立しました。

製品化例1. リューコキャッチⅡ

病気の原因を攻撃する白血球。そのタンパク質を調べるといくつかの病気では、その有無を調べることができます。

今後研究が進めば、さらに多くの病気が白血球の検査でわかるようになる可能性があります。遠心分離機などの設備を必要とせず簡単に血液から白血球を抽出できるリューコキャッチは、途上国や過疎地などの医療現場で病気の簡易診断に役立つ可能性があります。その他、血小板の研究、赤血球(マラリア)の研究などで活用実績があります。

平成22 年度中小企業等の研究開発力向上及び実用化推進のための支援事業(新規産業創造技術開発費補助金)の研究成果を製品化。
平成21 年特許公開中(大阪大学)。

※お問い合せください。

製品化例2. プリザベーションプレート

冷凍保存が常識の微生物や核酸を乾燥保存というこれまでにない発想によって常温で安全に保存、輸送できるようになりました。発酵食品の菌や微生物の保存、DNA の保存に活用されています。

製品化例2. プリザベーションプレート

フィールドワークなどで実験設備の整っていない場所から微生物を輸送したり、研究のために海外から新たな菌を日本へ持ち込む際、チューブ保存で輸送が難しかったものが微生物プリザで可能になった事例があります。

また、停電やディープフリーザーの故障など非常時に備え、バックアップ用として同じ菌を保存しておくのにも使用できます。省スペースなので場所をとらず貴重な菌の消失リスクを回避できます。

数え切れないほど多くの種類が存在する微生物、全てを保存できるわけではありませんが、まだまだ多くの菌が未検証で未知の可能性を秘めたデバイスです。

プリザベーションプレートは、文部科学省知的クラスター創成事業<徳島地域野地グループ(徳島大学)>の研究成果を製品化したものです。微生物プリザの検証実験は、東京大学分子細胞生物学研究所バイオリソース分野 横田明准教授、倉橋みどり研究員のご指導を受けて実施したものです。

本事業は、経済産業省平成20 年度新連携対策補助金(事業化・市場化支援事業)<事業者名:深江化成株式会社、ワトソン株式会社、日本ジェネティクス株式会社>を受けて実施されたものです。

▶プリザベーションプレート はこちら

製品化例3. プラズマフィルター

microRNA の回収に…採決した血液を遠心機にかけることなく血漿成分をすばやく分離できます。

製品化例3. プラズマフィルター

miRNA を用いた癌検診の簡易スクリーニングに活用いただけます。
miRNA の常温輸送に利用可能です。
遊離DNA にも使用可能です。

平成23 年度採択された「戦略的基盤技術高度支援事業」の支援を受けて実施されたものです。
(共同研究先:公立大学法人京都府立医科大学、㈱アワジェニック)

▶血漿分離デバイス プラズマフィルター はこちら

製品化例4. スフェロイドキャッチ

大きなサイズのスフェロイドをフィルターで一気に回収するデバイスです。

製品化例4. スフェロイドキャッチ

シャーレで培養した大きさにムラのあるスフェロイドを迅速に選別、77µmの孔よりも大きなスフェロイドのみを回収します。回収したスフェロイドを離散させるのも簡単で、継代作業も時短できます。

大阪大学微生物病研究所分子遺伝研究分野 野島 博 教授との共同開発によるものです。

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製品化例5. ヒストフィルム作成装置

製品化例5. ヒストフィルム作成装置

ヒストフィルムの作成装置です。
徳島大学の野地先生との共同開発により商品化したものです。

※現在販売は終了しています。

製品化例6. 検査キットのOEM

様々なメーカーで血液や尿、粘膜などから病気を判定する検査機器が登場していますが、それらの機器の性能を更に高めるために純正消耗品のカスタマイズをしませんか?

当社は秘密保持契約を結びOEMにてインフルエンザなどのウイルス検査キットや各種抗原抗体反応検査キットなど検査向け特注デバイスのプラスチック部品も多数手がけています。

既存のPCR検査機器やイメージング機器向けをはじめ独自の検査機器向けのデバイスもご相談ください。

微細加工・射出形成・特注品オーダーにつきましては、
お気軽にお問合せください。
TEL:078-991-4477
e-mail:info@watson.co.jp

「特注・開発・技術・OEM」のご相談は
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